損を放置する心理について
行動経済学に関する本を3冊読みました。
少しまとめておきます。
(結構長くなりそうなので数回に分けて。。)
読んだ本は以下の3冊
・予想どおりに不合理: (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
・経済は感情で動く : はじめての行動経済学
・リスクをヘッジできない本当の理由 (日経プレミアシリーズ)
今日は第2回。快感と痛みについて。
感応度逓減
損を放置する心理については行動経済学的には感応度逓減で説明されます。
利益が大きくなればなるほど満足度が減少していき、
損失が大きくなればなるほど苦痛が和らいでいくといいます。
満足度が減少してどんどん利益を放置できる状態であればよいのですが、
問題は損失を放置してして『ヽ(*´∀`)ノコワクナーイ』 ←こんな状態になることです。
現実を直視しない(できない)。損失確定が怖くてできない。「戻る」という淡い期待。
株じゃなくても、パチンコでも競馬でもあるあるですね。
そう、財布内のお札がすっからかんになる、ま、よくあるやつです。
ここまできたら死んだも同然。
死んだほうがマシ。
生き恥をさらさない。
という心理ですかね。
日本人の大好きな『散り際の美学』、『武士道』なのですが、投資の世界においては全くもって不要な感情です。
100万円を持っていて50万になった時。。。(←こうなる前に損切りするべき!?)
淡い期待の100万円復帰を祈りながら死を待つより、バッサリ50万を切って次に進んでみましょう!
↑こういう状況で放置していると、ほんとに0円(強制ロスカット)になりませんか?経験者、多いと思います。
はい。。経験者ですが。。。